2017年10月28日の札幌コンサートホール「kitara」は類まれな興奮に満ちていた。チェコの巨匠、73歳の奇跡のデビューから14シーズンの間に全国各地のオーケストラを振り、ドヴォルザークやスメタナの「お国もの」にとどまらず、ドイツ=オーストリアやロシアの王道レパートリーで数多くの名演を成し遂げたラドミル・エリシュカの日本最終公演。リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」の名演で一気に「恋」におち首席客演指揮者、名誉指揮者を歴任した札幌交響楽団と再び「シェエラザード」を奏で、深い感銘を与えた。当日のライヴ録音をオフィス・ブロウチェクがCD化、9月26日に発売した。「音楽ジャーナリスト@いけたく本舗」のペンネームを使う最初の仕事として、ライナーノートを書かせていただいた。
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